貴重な日本の絹を未来へつなぐために。
この夏、全国の蚕糸博物館が心を一つにして呼びかけます。
ワクワク楽しいイベントに、ぜひご参加ください。
カイコが吐き出す糸を製糸して、染めて織ることで完成する絹製品。
古代から受け継がれてきた蚕飼と糸繰りは、江戸時代末期から昭和の半ばにかけて、全国の産地で重要な産業として発展し、日本の近代化を支えてきました。
安価な海外産の絹糸や化学繊維の登場によって、その規模は縮小し、現在ではとても希少なものとなってしまった蚕糸業。
そんななか、日本有数の産地では、教育事業として地域の特色を活かした博物館展示や催事が実施されています。
今回、日本各地の博物館が行う「カイコ(または蚕種)配布」に注目し、心を一つにして「カイコを育てよう!2022」と名づけたキャンペーンを開催。
子どもたちが自分の手で触れ、エサをあたえて育てることで、学ぶことはたくさんあります。
自然の恵みとしての絹を暮らしに役立ててきた先人たちの知恵、蚕糸とともに歩んだ地域の歴史。
夏休みの体験を通じて、未来を担う子どもたちが、絹に秘められた可能性を切り拓いてくれることを願って。
●岡谷蚕糸博物館提供
おカイコさまの飼いかた●ジャパンシルクセンター提供
カイコを飼ってみようカイコや絹にまつわるトピックスを学校の科目ごとに紹介するイベントを開催。
併せて「カイコ飼育セット」を販売します。
●申込受付:6月16日(木) 9:30より 電話 027-360-6300
●販売日:7月23日(土)・24日(日) 10:00~16:00
●販売価格:700円(税込)
●セット内容:4齢のカイコ12頭(4~5頭は黄色い繭のカイコ)、人工飼料、飼育マニュアル、観察ノート 限定350セット
孵化からじっくり育て、カイコの一生を観察できる「蚕種セット」を販売します。
●申込受付:6月10日(金)~24日(金) 電話045-641-0841
●販売日:7月22日(金)・23日(土)・24日(日)
※直接来館してお受け取りください。
●販売価格:500円(税込) ●セット内容:蚕種100粒、飼育マニュアル
※エサの桑葉は購入者がご用意ください。当館では人工飼料の販売は行なっておりません。
見た目もカイコらしい姿となり、桑の葉っぱをムシャムシャ食べる「4齢幼虫」や、
誕生から育てる「カイコの卵」を無料でお配りします。
●申込受付:7月25日(月)まで
●配布日:7月22日(金)~25日(月)
●カイコの4齢幼虫10頭 限定50セット、孵化(ふか)直前卵(催青卵)15粒 限定50セット
※繭糸(絹)のうちわ作りは、別途ご相談に応じます。
「カイコ飼育セット」を無料で配布。
お子様の夏休みの自由研究などにご利用ください。
●配布日:7月1日(金)~10日(日) 限定50セット / 8月11日(木・祝)~14日(日) 限定50セット
●セット内容:カイコ10頭、桑葉、飼育マニュアル
※カイコのエサである桑葉を近隣で調達できる方を希望しますが、難しい場合は桑葉の斡旋もいたします。
※学校や公民館などグループでのお申し込みは別途受け付けます。
個人の学習用の夏蚕と、みんなで育てる学校・保育園用の秋蚕。
3齢のカイコを無料でお配りします。
●申込受付:お問い合わせください。
●配布日:7月16日(土)より
●3齢カイコ
最前線で活躍する研究者からじかにお話をお聞きしたり、
なんと! おカイコさまの解剖も行います。
●申込受付:お問い合わせください。
●開催日:7月24日(日) 9:00~12:00
※予定は変更となる可能性があります。
※カイコ配布・イベントは予約制です。事前に当館までお問い合わせください。
育てながら観察し、絹について学べる「カイコ飼育セット」を無料でお配りします。
●ご好評につき申込終了いたしました
電話03-3214-3500(一般財団法人大日本蚕糸会)
●配布日:7月21日(木)・22日(金)、7月25日(月)~28日(木)
●セット内容:カイコ10頭、桑葉または人工飼料、飼育マニュアル 限定50セット